取材レポート

五月天(メイデイ)パワーが炸裂! 2009五月天DNA創造演唱會@Zepp Tokyo


台湾をはじめ、中華圏で絶大的な人気を誇るロックバンド五月天(メイデイ/Mayday)が、11月3日(火)Zepp Tokyoで、「台湾2009五月天DNA創造演唱會 ('09~'10 MAYDAY World Tour in JAPAN)」を開催した。


五月天は1999年に1st アルバム『五月天第一張創作專輯』で売り上げ枚数30万枚を記録して以来、常に台湾の音楽チャート上位にランクインし続けている。台湾を代表するロックバンドへと大きく成長を遂げた五月天だが、その快進撃はとどまることを知らない。2008年は全台湾CD年間売り上げ堂々の第1位に輝き、今年は3度目の金曲奨(台湾グラミー賞)「最優秀バンド」を受賞している。


特に今年はデビュー10周年という記念すべき1年であり、本ツアーは、今年5月に香港コロシアムで華々しくスタートをきった後、北京、上海、重慶など中国の大都市だけにとどまらず、東南アジア、アメリカ、カナダ、オーストラリアなど世界各地を制覇するというもの。数万人規模の会場を楽々と満員にする力を持つ彼らは、通常大きな会場でライブを開催することが多いのだが、2年ぶりの東京ライブ会場は、2回目となるZepp Tokyo。集まった“五迷(五月天ファン)”たちは、五月天のエネルギーとパワーを間近で存分に味わうことが出来た。 『モーター・ロック(軋車)』で幕開けし、メンバーがステージに登場すると、会場は熱狂で沸いた。その後、『爆肝』『賭神』『HOSEE』とロック調の激しい曲が続き、その圧倒的な歌唱力とパフォーマンスを披露したかと思ったら、『君は本当に幸せではない([イ尓]不是真正的快楽)』でしっとりと歌い上げ、集まったファンたちを魅了した。 ステージに掛けられた大きなスクリーンには、今回のコンサートのために製作されたビデオが映し出され(メンバーが話し合い役柄を決め、10日間かけて撮影を行なったとのこと)、曲とあわせてこのコンサートの物語を楽しむことができた。そして、嬉しい日本語字幕付。コンサートが終わった後開催された合同インタビューの場で字幕の話になった時「メロディだけでなく、歌詞の意味も一緒に楽しんで欲しかったから」と日本のファンを思いやるコメントがあった。


そして2回あったMCでも、メンバーたちはそれぞれ覚えたての日本語を披露。特に笑いを取っていたのがギターのストーン(石頭)だ。「皆さんこんばんは。お元気ですか?私は石頭(敢て“イシアタマ”と発音)です」と日本語で自己紹介をした後、「生ビール、2つ」「5つ」「赤ワイン、3つ」「一気」「乾杯」と居酒屋で覚えたことを連想する言葉を続けると、ドッと会場は盛り上がった。

今回は、定番の名曲はもちろん、2008年10月に発売された最新アルバム『後。青春期的詩』から7曲がセレクトされ、合計26曲というボリュームたっぷりでおくられた。その内の6曲はなんとアンコール。五月天は台湾のメディアから「キングオブコンサート」の称号を与えられているが、それは彼らの実力だけによるものではなく、集まったファンを喜ばせたい!というサービス精神も大きく影響しているのではないかと思う。 



「台湾2009五月天DNA創造演唱會 ('09~'10 MAYDAY World Tour in JAPAN)」で演奏された曲は以下の通り。

1、モーター・ロック(軋車) 2、爆肝 3、賭神
4、HOSEE 5、君は本当に幸せではない([你]不是真正的快樂) 6、生存以上生活以下
7、クレイジーワールド+渡り鳥(瘋狂世界+候鳥) 8、知足 9、人生は海のようだ(人生海海)
10、春の叫び(春天的吶喊) 11、俺を一番と呼べ(叫我第一名) 12、地球表面から離れる(離開地球表面)
13、DNA 14、笑忘歌 15、煙のように(如煙)
16、孫悟空 17、ジョン・レノン+僕(約翰藍儂+我) 18、小さなことだけど(最重要的小事)
19、天使 20、強情(倔強)  
アンコール
恋愛進行形(恋愛ing) 突然好想[你]  やさしさ(温柔)
抱きしめてくれ(擁抱) ゴミ収集車(拉扱車) 馬鹿([敢+心]人)
    

取材:鈴木 基子 撮影:Akira Jiang

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