中国大ヒットドラマで学ぶ中国語 『似水年華 歳月、水のごとく』 毎月15日発売


似水年華

第9号(第17・18話)

●第17話

台北の昼下がり、カフェで英と芙が学生時代の思い出話に興じていると突然、芙が産気づく。その夜、烏鎮では夕食を済ませた文と斉おじさんが冗談を言い合っていた。文の心の傷は少しずつ回復に向かっているようだった。  ある日の午後、書院で文が玲の宿題を見てやっていると、玲は「お話でもどう?」と、大人顔負けのおしゃまな口調で文を誘う。玲は文に「大人になること」「歳をとること」「思い出」について無邪気に質問する。同じ頃、台北の病院では芙の見舞いに来た英が、向いの椅子に座っていた6歳の少女と話を始める。その内容は、偶然にも文と玲が話していることとまったく同じだった。そんな風に互いにつながっている文と英だったが、2人の間には距離という埋めがたい溝が存在していた。 文は散歩の途中、以前英が泊まっていた宿の部屋にやってきた。ちょうど掃除中だった従業員に中を見せてもらえるよう頼む。ソファーの隙間から自分が書いたメモを見つけ文の思いは錯綜する。しかし宿を後にした文は何かをふっきっていた…

●第18話

玲の誕生会のあと、文と黙黙が夜の烏鎮を散歩している。小さい頃の思い出に大笑いしながら歩いているうち、ふいに黙黙は愛を告白する。文の手をしっかり握っている黙黙の手の温もりを感じながら文は夢から醒めてゆく。今、自分の傍にいるこの女性こそが現実なのだと。  英は父の遺品の日記帳を見つける。日記は英宛てにかかれたものだった。そこには英との思い出や故郷である北京への思慕の念が綿々とつづられており、「自分が旅立ったらその魂を北京に帰してほしい、北京で春節を過ごすことが唯一の願いだ」というメッセージが残されていた。英は矢も立てもたまらず北京行きの準備を始める。その夜、書類の整理をしていた英は封を切っていない手紙を見つける。それは烏鎮で文が中身を書き英が宛名を書いた2人の約束の手紙だった。雄との結婚を決心していた英の心は再び揺れ始める。  北京へ旅立つ前に芙を呼び出した英は、芙に文の存在を告げ手紙を見せる。どうしても忘れられないから代わりに手紙を開けてほしいと懇願する英に、芙は夢だと思って忘れなさいと突き放す。


第10号(第19・20話)

●第19話

晴れた冬の北京。英と雄は古い胡同で父の旧居を見つけた。門の前に立ち、英は涙ながらに父に語りかける。振り向くとそこに雄の姿はなかった。雄は英に選択のチャンスを与えてくれたのだ。英は一人で烏鎮に向うが、心の整理をしようと途中で上海のホテルに滞在する。

烏鎮は相変わらず穏やかだった。しかし書院では勁が持ってきたファックス電話の設置に大騒ぎ。斉おじさん、文、黙黙の3人が電話線と格闘していたその瞬間、英が書院に電話をかけていた。ようやく電話がつながり最初のベルが鳴る。それは、書院の長年にわたる古書修復の業績に対し国際図書館組織から特殊功労賞が授与されるという知らせのファックスだった。ほどなくして再びベルが鳴った。それは上海を訪れていた瑩からの電話だった。瑩は斉おじさんを上海に誘う。。

ちょうどその時、ホテルの茶館へ来た英は、老婦人が電話をかけている後姿を目にする。話し声のなかに、今まで何度も心の奥で繰り返してきた「烏鎮」という言葉を聞いた英は動揺する。もちろん英は、老婦人が瑩で電話の相手が斉おじさんだとは知るはずもなかった。

●第20話

 晴れた冬の北京。英と雄は古い胡同で父の旧居を見つけた。門の前に立ち、英は涙ながらに父に語りかける。振り向くとそこに雄の姿はなかった。雄は英に選択のチャンスを与えてくれたのだ。英は一人で烏鎮に向うが、心の整理をしようと途中で上海のホテルに滞在する。。

烏鎮は相変わらず穏やかだった。しかし書院では勁が持ってきたファックス電話の設置に大騒ぎ。斉おじさん、文、黙黙の3人が電話線と格闘していたその瞬間、英が書院に電話をかけていた。ようやく電話がつながり最初のベルが鳴る。それは、書院の長年にわたる古書修復の業績に対し国際図書館組織から特殊功労賞が授与されるという知らせのファックスだった。ほどなくして再びベルが鳴った。それは上海を訪れていた瑩からの電話だった。瑩は斉おじさんを上海に誘う。。

ちょうどその時、ホテルの茶館へ来た英は、老婦人が電話をかけている後姿を目にする。話し声のなかに、今まで何度も心の奥で繰り返してきた「烏鎮」という言葉を聞いた英は動揺する。もちろん英は、老婦人が瑩で電話の相手が斉おじさんだとは知るはずもなかった。


第11号(第21・22話)

●第21話

いつも通りの朝を迎えた烏鎮。しかし書院と勁の家では皆が早くから起きだして落ち着かない。なぜなら今日は文と黙黙の婚約の日なのだ。斉おじさんは皆を連れて酒屋へ行き、親友で文の父親でもある羽鴻が、昔、文のために残した酒甕の封を切る。乾杯の瞬間、文の頭にはあの日の早朝、英と2人で酒を飲んだ場面がよみがえる。

菊花祭りの日、斉おじさんは若かりし頃の約束を果たすため上海へと向った。そして文と黙黙も書院が受賞した特別貢献賞の表彰式に出席するため上海行きの荷造りを始める。黙黙は文との外出が嬉しくて準備のために書院と家を行ったり来たりしている。

 同じ日、静まりかえった烏鎮に到着した英は書院を訪ねるが誰もいない。以前、不思議な世界へ引き込まれた思い出の路地で物思いにふける英。ちょうどその時、文は路地の入り口で黙黙の支度を待つことになった。ふいに目と目が合った文と英は言葉を失い呆然と立ち尽くす。そこへ黙黙が文を呼びに来ると、文はどこかへ走り去る。

●第22話

書院に帰った文は、いつしか眠ってしまう。そして夢を見る。英との出会いと別れ、さらには二人で一緒に見た夢までもが夢に出てきた。

英は宿を出て封を開けていない文の手紙をポストに投函しようとしていた。そこに文が通りかかり「なぜ今頃になって姿を見せた」と問いかけ去っていく。宿に戻ろうと英が歩き出した時、英のために今年とれた菊花茶を持ってきてくれた黙黙と出会う。そこで英は黙黙から2人が婚約したことを聞かされるが、平静を装い黙黙と別れる。しかし動揺した英は不注意から菊花の包み紙を破ってしまう。こぼれ落ちた菊花を拾い集めようと手を伸ばした瞬間、それらは風で川面に吹き飛ばされてしまった。川べりに座っていた黙黙は流れてきた菊花を見て一人で上海に行くことを決心する。文と自分、そして英に時間を与えるために…

文と英は、酒屋の甕置き場で酒を探し出す。子供の頃、斉おじさんが寝つきの悪い文に飲ませてくれた「酔生夢死」という酒だ。この酒を飲むと過去を忘れて夢の中に帰れるという。



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